2010年12月14日火曜日

森林整備管理技術研修

こんにちは! エコな山守人です。
みなさん元気にしてますか?
今回は、10月の末に行われた栃木県林業センターが実施する、森林整備管理技術研修を受講してきた報告です。
受講場所は栃木県鹿沼市にある「21世紀創造の森」という研修施設です。宿泊も出来るすばらしい施設なのですが、かなり山奥にあり、携帯電話は圏外の扱いを受けてしまいます。
さて、講習は3日間行われ、講座内容は「間伐理論」「標準地設定・選木」「チェーンソー等機械器具の取扱い」「伐木・造材」「施工管理」「安全講習」等等です。
実は私、山守人を名乗っておりますが、事務系山守人のため現場経験が皆無に等しく、チェーンソー等の取扱いにちょっと緊張してしまいました。でも、慣れてくると面白いもので、ウィンウィーンとエンジンを鳴らしながら、映画「13日の金曜日」のジェイソンになった気分を存分に味わいました。(※これは悪い冗談で、現場でのチェーンソー事故は大変危険で、事故原因としての割合も高く、当然取扱いは充分注意を払わなければならないものです。)


実地・理論講習ともに山守人にとってはとてもためになる内容で、良い経験をさせていただいたと思っています。というわけで、無事に3日間の講習を終え、終了証をもらってきました。
めでたし めでたし。

余談ですが、鹿沼市(特に旧粟野町地区)はお蕎麦がたいへん美味しい地域です。山守人も仕事とは関係なく、よく訪れる場所でもあります。にら蕎麦がおいしいよ。

2010年11月16日火曜日

塩原の栄太楼の紹介













こんにちは~、エコな山守人です。

今日は塩原温泉、栄太楼さんを紹介いたします。

栄太楼さんは塩原の温泉饅頭の老舗です。
地元の甘味処としても有名で、軽食喫茶も評判なんですよ。

なんで、私が紹介するかというと、実は私の同級生が営んでいるお店なんです。

お互いに少しでもプラスになればと思って告知いたします。

また、帝國造林で作っている乾燥シイタケも売っていますので是非、塩原に訪れた際は寄ってくださいね。

ホームページはこちらです。
↓↓↓
http://ecoffee.jp/eitaro/






甘くておいしい「くるみ最中」は絶品です!

おすすめです。

塩原にお寄りの際はおみやげにどうぞ^^

2010年10月20日水曜日

間伐(かんばつ)をする際に出たヒノキを使って猫砂やヒノキオイルを作っています。

エコな山守人です。

こんにちは~、造林業って結構たいへんです。山は手を入れないとどんどん廃れてしまいます。

帝国造林では、間伐(かんばつ)をする際に出たヒノキを使って猫砂やヒノキオイルを作っています。

粉砕機



代々受け継がれてきた山の環境を良くしたいとの思いでおりますが、簡単にはいかないですね。

右の画像はヒノキの間伐材をを粉砕機で砕いて、チップ状にしたものです。
このチップをもとにヒノキオイルやヒノキ水、それから猫砂を作っています。
 

八溝山系のヒノキはとってもいいオイルができるんですよ。

左のオイルができるまで相当搾り出さないといけないのですが、ピュアでとっても濃度の濃いヒノキオイルです。

 


お問い合わせはこちらまで
 







2010年9月6日月曜日

ecoな山守人の会社・帝国造林はヒノキ残材を利用して「猫砂」を販売。日本農林漁業振興会長賞を受賞しました。

こんにちは~、ecoな山守人です。うちの会社の紹介をしますと、栃木県の大田原市黒羽に位置している帝国造林(ていこくぞうりん)です。造林業の他、特用林産物として椎茸の生産もしています。

地元では「おいしいシイタケ」を販売しているって評判なんですよ。
原木から栽培しているので、肉厚で大きな生シイタケが特徴です。乾燥シイタケもおいしいです。黒羽の芭蕉くらしの館などで売っていますが、すぐに売り切れてしまうので、買いたい方はお早めに。

実は平成20年に帝国造林が、農水省などが共催している「農林水産祭」で林業の部門で日本農林漁業振興会長賞をいただきました。


地元の下野新聞に掲載されました。


記事の内容としては、国産材木の価格が長期的に低迷が続いて状況の中で、帝国造林が保有する造林を整備する時に残材となってでてきたヒノキを「猫砂(ねこすな)」に製造している取り組みが、経営安定化に寄与したとのことで評価を受けました。

普段は地道な作業なので、こういう国の農林水産祭などで帝国造林が評価されたことはすごく嬉しかったです。

そのおかげか、最近、猫砂製造に帝国造林のヒノキを使いたいという企業さんからの問い合わせなどが多くなってきました。

帝国造林は旧黒羽町(現在:大田原市)の南方地区に545ヘクタールと、北野上地区は300ヘクタールの造林地を保有しています。

80%が杉で、20%がヒノキになります。
大体、樹齢70年前後の木を毎年、7~8ヘクタールくらい皆伐していますが、同じ場所に苗木を植えて育てていますのでとてもエコなんです。ですから毎年均等に木材を産出できますので農林省からもその取り組みを評価してもらったんですね。

材木は70年手入れをして初めて商品として売れますので、それまでは「地域環境の保全ボランティア」みたいなものですので、今日も植えた木が70年後に出荷されますので、私の次の次、つまり2世代から3世代先を見据えて仕事をしている感じでしょうか。

気の長い仕事ですが、これも代々、先輩の方々の思いや地域の暖かい支えもあって続いているんですね。なので、私はこの仕事をとても誇りに思っています。

八溝山系の木はもともと上質の材木として歴史が長いのですが、帝国造林として守ってきたヒノキを「猫砂(ねこすな)」として、また違った形で貢献できるのはうれしいです。

猫ちゃんたち、香りのいいヒノキを待っててね。


エコな山守人より

PS:きれいな山を守るためにポイ捨てにご協力ください。山を豊かに守ると海が潤いますので応援してくださいね。