2011年2月21日月曜日

立木調査2

こんにちは!エコな山守人です。
暖かい日が続くようになりましたね。

さて、今回は立木調査の続編です。
前回、立木の胸径を測る作業を報告いたしましたが、立木の材積を求めるのには、立木の高さ(樹高)も測定する必要がありますよね。
レーザーレンジファインダー

そこで登場するのが、「レーザーレンジファインダー」という機械です。
レーザーレンジファインダーとは、赤外線レーザーを目標物に照射し、その反射の度合いで目標物までの水平距離や斜距離を一瞬で測定出来るという光学機器です。

もちろん樹高測定に必要なモードも登載されています。
樹高を計測
沢沿い、斜面中腹、尾根に近い所からそれぞれ同じ胸径の木を選び樹高を計測します。 その作業を数箇所で行ない平均をだしますので、相当な立木の数を計測することになり、これまたたいへんな作業です。
 
作業した山から


その結果、
計測された胸径と樹高は立木幹材積表と照らし合わされ、材積の確認をすることになります。(終)

← 那須連山や高原山、晴れた日には日光の男  体山、女峰山も眺望できます。


2011年2月14日月曜日

立木調査

こんにちは! エコな山守人です。

今回は、造林地の木(立木)を販売するための、事前の調査について報告したいと思います。
これは販売する造林地の立木の本数を確認するためと、同じ樹齢であっても、太さがまちまちであることから、立木の太さ(人の胸の高さで測ることから胸径といいます)を一本一本測っていく作業です。俗称「玉とり」といいます。これにより買主との契約価格を決めるための大切な調査です。
   
出発準備中
 さて、調査は1月末に4日間かけて行なわれました。作業は4~5名で行なわれ、調査した造林地の面積は約11haです。
調査には「はさみ尺」という道具を使い、立木の胸径を測る人と、それを記帳する人で作業進めてゆきます。計測した立木には一本づつチョークで印をつけ、計測漏れのないようにします。数日前に降った雪が残るなかの作業でしたが、風も穏やかで、計測作業は順調に進みました。

はさみ尺を使い胸径測定
 

読み上げられた数値を記帳

ちなみに私、事務系山守人は3日間作業のお手伝いをさせていただきました。もちろん初体験です。「しゃくいちご~!(一尺一寸五分」「しゃくにーまる!(一尺二寸)」と特異な言い回しに慣れるまで少したいへんでしたが、とても貴重な体験をさせていただきました。また、山で食べるお昼は冬の日差しを暖かく受け、たいへん美味しくいただきました。(続)
のんびりとお昼休み
一服中!左側の立木を調査 右は3年前の皆伐地